自治体職員向け 木質化先進事例視察その2

自治体職員向け 木質化先進事例視察その2-札幌圏
事業内容 | プランニング コーディネート |
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事業目的 | 森林資源活用の先進事例の視察による事例の理解とネットワークづくり |
実施時期 | 2022年5~9月 |
開催場所 | 札幌市内 |

コーディネート

教育・木育

プランニング

森林環境贈与税
プロジェクトの紹介
まちづくりや公共建築において地域木材を活用する機会が増えています。北海道では業界全体で北海道産材を活用する機運を高めるためHOKKAIDO WOODの取り組みが盛んです。北海道最大の都市、札幌圏の木造、木質化の先進事例を視察し、担当者より直接お話を聞く視察ツアーをコーディネートしました。
視察ツアーの目的
森林資源を適切に使用するには、林業全般を俯瞰する必要があります。林業は資源である山側(川上)と途中の加工(川中)、最終的に建造物などに活用する町側(川下)の間に多くの事業者が介在します。そこで札幌圏の事例を視察し、ご担当者と直接対話する機会を持つことで木材の可能性や活用のイメージを持ち、実際に資源活用する際に活かして頂く取り組みです。
実施内容
札幌圏(札幌市内):公共施設2か所、商業施設(ホテル)2か所、商業ビル1か所、企業のオフィスやショールーム3か所、設計事務所1か所
北海道産木材を活用した公共施設にはじまり、大小企業の取り組み、特徴のあるホテル等を視察しました。同じ北海道内であるため、ご担当者様からは木材調達のことなど具体的な質問にも丁寧にお答えいただきました。
北海道議会庁舎 議場
RC造と木造のハイブリッド建築のホテル
(ザロイヤルパークキャンバス札幌大通り・三菱地所株式会社)
住宅用部材を組合せ強度を持たせた建築方法を試験採用している企業の事業所
(竹中工務店 FMセンター)
都会的なホテルと木材をふんだんに使用した林業会館が一つの建物に納まる。
(西鉄ソラリアホテルと林業会館)
自治体産出の木材で地形をレリーフにした壁面装飾
結果
様々な事例を視察しご説明頂きました。大手ゼネコンでは木造木質化するために、建材・部材や建築物の性能評価などの研究が進められており、単に木材を使用する事から大きく発展を見せています。一方で小規模の工務店では地域木材で家を建てることを、食や家具、薪ストーブなど暮らしのイメージとあわせて提案されていました。各方面の第一人者の方からお話を伺いましたが、木材活用のプロジェクトは規模感と目的を明確にし進めていく必要があることを確認しました。
